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『ドラゴンクエストVI 幻の大地』(ドラゴンクエストシックス まぼろしのだいち)は、エニックス(現スクウェア・エニックス)より発売されたゲームソフト。ジャンルはロールプレイングゲーム(RPG)。
日本国内において、1995年12月9日にスーパーファミコン(以降SFC)用ソフトとして発売された。2007年8月には、リメイク版であるニンテンドーDS(以下DS)版の発売が発表された。その後、2年ほど続報が無かったが、2009年9月に画面写真やキャラクターイラストが公開され、東京ゲームショウ2009にてプレイ体験の実施が行なわれた。2010年1月28日発売。
他のシリーズ作品との関連
本作は『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』に続く「天空シリーズ」の3作目として位置づけられている。本作の夢の世界に登場する「クラウド城」は、『IV』『V』に登場した「天空城」と構造がほぼ同じであるが、ストーリー中に「天空の」という言葉は登場せず、『IV』『V』と本作の間の時系列もはっきりと説明されているわけではなく、『I』『II』『III』のロトシリーズのように繋がりが明確に分かるようにはなっていない。また、本作にはロトシリーズで登場した精霊と同名のルビスが登場するが、ロトシリーズのルビスと同一の精霊なのかどうかは明らかにされていない。
世界設定
本作ではゲーム開始直後から2つの世界を行き来することができ、ストーリー中盤まではこの2つの世界を何度も行き来しながらシナリオを進めていくこととなる。この2世界は地面に開いた大穴やフィールド上の階段によって行き来でき、物理的に重なっていると捉えることができることから、公式ガイドブックでは上の世界、下の世界と呼ばれているが、ストーリーを進めると上の世界が夢の世界、下の世界が現実の世界であることが判明する。両世界に点在する井戸を利用することによっての世界間移動もでき、イベントで別のものが出入り口になることもある。瞬間移動の呪文「ルーラ」や道具「キメラのつばさ」では世界間をまたがっての移動はできない。
アモールやライフコッド、クリアベールなど、夢と現実の2つの世界に共通して存在する場所もある。これらの場所では、一方の世界で何か変化が起きると、もう一方の世界でもそれに合わせた変化が起きるようになっている。またこれ以外の場所でも、夢の世界の事件を解決することで現実の世界での眠り病が治ったり、現実の世界のとある夢を見ている老人の家と夢の世界のシエーナの町が地図上でほぼ一致する位置に存在することから、プレイヤーがシエーナの町の正体を推測することができるなど、数々の「発見」をすることができるようになっている。
この2世界のほか、終盤でははざまの世界という第3の世界が登場する。また、下の世界では地上のほかに海底のフィールドマップもあり、本作では実質的に4つのフィールドマップが存在する。
夢の世界(上の世界)
現実の世界の住人たちが見ている夢である。オープニング終了後、冒険はまずこちらの世界から始まり、後にストーリーが進むと、この世界が夢の世界であるということが判明する。世界地図で見ると大陸全体が丸い形になっていることが特徴で、草原の色が若干暗い。
現実の世界(下の世界)
ストーリー上の本来の世界である。物語のはじめ、夢の世界では「幻の大地」と呼ばれる。夢の世界の者が大穴などを通ってこの世界を訪れた場合は、「ゆめみのしずく」という液体を身体に振り掛けない限り、この世界の人間からは姿が見えない(声は聞こえる)。ただし、夢をも侵攻せしめる大魔王デスタムーアの尖兵である魔物は、夢の世界の者も見ることができる。こちらは世界地図で見ると大陸全体が四角くなっていることが特徴で、草原の色は上の世界に比べると明るくなっている。地上や海上のほか、海中に潜ることもできる(海中では「ルーラ」等は使用不可)。
はざまの世界
デスタムーアによって作り上げられた、夢と現実の狭間をさまよう暗黒の世界。現実の世界や夢の世界に住んでいた何人もの人々が、大魔王の手によってこの世界に取り込まれている。自らの力で行くには、ペガサスの力を借りなければならない。訪れた人間は絶望によりみな腑抜け状態になるため、初回訪問時はパーティー全員の最大HPが1、ほかの全ステータスが0になる(ストーリーを進めることによって元に戻る)。主人公たちが初め訪れる部分はこの世界の「仮の姿」であり、魔王の幻術を解かない限り「真の姿」を見ることはできない。また、この世界では魔法のじゅうたんや天馬の手綱は使えない。
概要
ドラゴンクエストシリーズの第6作であり、スーパーファミコンで発売された最後の本編作品。新しい転職システムや、2つの世界を何度も往復するシナリオが取り入れられた作品である。発売時に宣伝で使用されたキャッチコピーは「DQ(ドラクエ)を越えるのは、DQだけ
」。
「天空シリーズ」の3作目として位置づけられている。本作のテーマは“発見”であり、2つの大きなワールドマップ(パラレル)が存在し、主人公たちは2つの世界を行き来しながら冒険を進める。複数のワールドマップが存在するRPGはそれまでにも登場していたが、それらは、序盤は主人公の住んでいる世界だけを移動でき、ストーリーが進むことによって舞台がほかの世界へ移動するという形式が多かった(『ドラゴンクエストIII』『ドラゴンクエストV』など)。しかし本作では、ゲーム序盤から2つの世界を行き来しながらストーリーが進行するという試みが取り入れられている。
シナリオの進行に伴い、頻繁に町の住人たちの台詞が変化するようになっている。これは住人達の会話内容からも生活感を出したいという堀井の考えによるもので、本作以前から実装を考えていたもの。本編のボリューム増加にも合わせ、シナリオのテキスト量はそれまでのシリーズ最長の4,000ページに及んでいる(前作は2,800ページ程)。
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