『ロマンシング サ・ガ3』 (Romancing Sa・Ga3) は1995年11月11日にスクウェア(現スクウェア・エニックス)から発売されたスーパーファミコン用コンピュータRPG。
あらすじ
この世界の特徴
300年に一度、死の星が太陽を覆い隠す。死星による「死食」が起こる時、その年に生まれたあらゆる生命が全て死に絶える。
ところが600年前の死食で人間の赤ん坊一人だけが生き残った。人々は死食を跳ね返した神の子としてその赤ん坊を祝福したが、その子は死に魅入られて死の定めを負い、やがて魔王として世界に君臨し、人々を圧政で苦しめた。そのうえ「アビス」と呼ばれる地に住む四魔貴族をも支配した。
その後魔王は消息不明となり、四魔貴族が新たな支配者となった。魔王のような野心はなかったが、強大な力を持つ彼らの気まぐれに多くの人々が苦しめられた。
それから300年後。次の死食でも一人の赤ん坊が生き残る。魔王の再出現を恐れた人々は赤ん坊を殺そうとしたが、その子は死の誘惑に耐えて死の定めを退け、生き延び成長して多くの仲間に支えられ、四魔貴族をアビスに追い返し、アビスとの出入り口「アビスゲート」を封印、世界を復興して聖王と呼ばれた。
そして更に300年後。かつて聖王が作った秩序が崩れ、再び動乱の世になろうとしていたその時、やはり死食は起きた。人も魔物も新たな「宿命の子」の出現を見守っている。魔王か、聖王か、そのどちらでもないのか。
最後の死食から15年後に物語は始まる。
オープニング
東方の小国、ロアーヌ侯国。位を継いで間も無いロアーヌ侯・ミカエルがモンスター討伐に遠征した隙をついて、反乱の計画が進行していた。ある夜、それを偶然知ったミカエルの妹・モニカは、護衛のカタリナに影武者の用意を頼み、みずから早馬で兄のもとに向かった。だが、その途中激しい雷雨に見舞われ、さらに馬が力尽き、動けなくなってしまった。
侯国にある開拓村、シノンの酒場にモニカが現れたのは、それから間もなくのことだった。事情を知ったユリアン達は、酒場にいた流れ者の男、ハリードの力を借り、護衛として彼女をミカエルのもとへ送り届けることになった。
ミカエルは反乱を既に察知し、鎮圧の策略を巡らせていた。予想外の妹の来訪に驚きながらも、また新たな策略をめぐらせて行く。
世間では、15年前の死食でアビスゲートの封印が解かれ、再び四魔貴族が活動を始めたとも囁かれていた。主人公達8人は、それぞれの事情を抱えながらも、戦乱の渦中に巻き込まれて行く。
概要
サガシリーズの中の「ロマンシング サ・ガ」シリーズ第3作。本作はSFC時代の後期に作られた事もあり、緻密に描き込まれたグラフィックや、キャラクターの繰り出す技・術法などのアニメーションによって、SFC史上でも最高峰に位置する演出が可能となった(特に新要素であるキャラクター複数が同時に行う「陣形技」等に見られる)。
SFCがハードとしての晩年を迎えており、やや慌ただしく発売された事情もあって、開発段階で没になった要素も多い(ちなみに、スクウェアは翌年2月にプレイステーション参入を表明した)。当時のスーパーファミコンソフトの高額なロイヤリティと分納出荷ルールによって、大幅な値崩れを生み出してしまった作品でもある。
前作よりやや易しくなったゲームバランスと自由度も含め、総合的に見て高い完成度を誇る作品と称される。やりこみの要素が多く、練磨の書というやりこみをファン向けに流布した攻略本も話題になった。現在、この攻略本の入手は極めて困難である。
システム
フリーシナリオシステムを引き続き採用。主人公選択は8人の男女の中から好きなキャラを選択。但しどの主人公でもオープニングの発生イベントはある程度共通。エンディングは主人公ごとに複数のパターンが用意されている。
移動はシリーズおなじみのマップを選択して移動する方式。一度行ったことのある場所には原則的に無条件に入れるが、今作ではほぼ全ての地域を最初から地図で選択可能(場合によっては世界地図自体が広がる)。
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